Notion でプロジェクトを管理して、Todoist で日次タスクを回して、Obsidian でメモを取る。気づいたら3つのツールを行ったり来たりしていた、という経験はないでしょうか。
自分もそのパターンをずっと続けていたのですが、「タスクを見るたびにアプリを切り替える」ことのじわじわとしたコストが気になり始めました。ツールを減らせないかな、と考えたとき、ふと目に止まったのが Obsidian の Tasks プラグイン でした。
まだ本格移行はしていません。でも、移行する前に「どう組むか」を書きながら整理しておきたかったので、この記事はそのためのメモです。
Tasks プラグインで何ができるか
Tasks プラグインは、Obsidian のコミュニティプラグインとして公開されている拡張機能です。Markdown のチェックボックス (- [ ]) をベースに、期日・繰り返し・優先度といったメタ情報を付与できるようになります。
面白いと思ったのは、タスクがどのノートに書いてあっても、横断的に一覧できる という点です。「今日期日のタスクだけ」「#project/blog タグがついたタスクだけ」といった絞り込みを、クエリ構文で別ノートに書き出せます。
公式ドキュメントの Examples を見ると、クエリは tasks のコードフェンスの中に書く形式で、未完了かつ期日が今日なら not done と due today を並べる例が載っています(2026-10-08 確認)。
つまり、タスクを専用アプリに集約するのではなく、それぞれのノート文脈に書いたまま、必要なときだけ集めて見る、という発想です。ここが Todoist との一番の違いかもしれません。
なるほど、と思いました。

基本設定、最初に触るところ
プラグインを有効にしたあと、まず設定画面で確認しておきたいのはいくつかあります。
- グローバルタスクフィルター:
#taskや#todoなど特定タグがついたチェックボックスだけを Tasks の対象にする設定です。ノート中にある「買い物メモのチェックリスト」まで拾いたくない場合は、ここを絞っておくと後で混乱が減りそうです - デフォルトの日付フォーマット: 期日は
📅 2025-07-10のような絵文字 + 日付で記述します。自分の書き方の癖に合わせて確認しておくとよさそうです - 繰り返し設定:
🔁 every week on Mondayのような書き方で週次タスクを作れます。毎週の定例レビューなど、繰り返しが多い人には特に重要な設定になると思います
設定項目自体はそれほど多くなく、最初のハードルは低そうに見えます。ただ、最初の設計は少し慎重にしておいた方がよさそうだとも感じています。
これ、自分でも忘れがちなやつです。
デイリーノートとの組み合わせとダッシュボード構成
Obsidian を使っていると、デイリーノートを起点にした運用をしている人が多いと思います。Tasks プラグインはこの流れと相性がよさそうです。
自分が試すとしたら、こんな構成を考えています。
まずデイリーノートの中に「今日やること」セクションを作り、その日のタスクをその場に書く。タスクには期日と必要に応じてプロジェクトタグを付ける。そして、別に「タスク一覧ノート」を1枚作り、そこに Tasks クエリを書いておきます。このクエリノートを開くと、Vault 全体から条件に合うタスクが自動で引っ張られてきます。
イメージとしては、こんなクエリです。
```tasks
not done
due today
```
これで「今日期日の未完了タスク」が全ノートから集まります。特定プロジェクトだけ絞るなら tags include #project/blog のような行を追加するだけです。
ダッシュボードは1枚に絞って、そこにクエリを3〜4個並べる、という形を最初の構成にしようと思っています。クエリを置いたノートが何枚もあると、結局その間を行き来することになって、ツールを1か所にまとめたかった動機から外れてしまいそうなので。
並べる候補として考えているのは、このあたりです。
- 今日期日の未完了タスク
- 期日が過ぎた積み残し
- 今週中に期日が来るもの
- 特定のプロジェクトタグがついたもの
書いてみると、思ったよりシンプルに組めそうな気がしてきました。

クエリ構文、どこまで覚えるか
クエリ構文はかなり柔軟で、公式ドキュメントにも多くの例が載っています。全部覚えようとするより、よく使うパターンを3〜4個手元にメモしておく方が現実的かな、という印象です。
公式ドキュメントで確認できた書き方を、そのまま引いておきます(いずれも 2026-10-08 確認)。
| 出典 | 書き方 | 何をするか |
|---|---|---|
| Examples | not done due today / not done due before tomorrow sort by due group by folder |
未完了で今日が期日のタスクを絞る。後者は明日より前が期日の未完了タスクを、期日順に並べてフォルダでまとめる |
| Filters | tags include #todo / path includes GitHub |
タグ名を含むタスクだけ、パス文字列を含むタスクだけ |
| Sorting | sort by due |
期日順に並べる |
これらを組み合わせれば、「デイリーノートに書いた今日のタスクのうち、未完了のもの」といった絞り込みも書けそうです。
一方で、気になっているのが構文を覚えるまでの初動の重さです。上の5つくらいなら手元に置いておけば足りそうですが、絞り込みを増やしていくと、公式ドキュメントを開き直す回数も増えていくはずです。
そして覚えたあとに残るのが、クエリの保守コストだと思っています。クエリが複雑になりすぎると「クエリのメンテ」自体が仕事になりそうで、そこは気をつけたいポイントです。まずシンプルなものを1〜2個作って、本当に自分の運用に合っているか確かめてから育てていく方が無難かもしれません。
通知とモバイル
タスク管理で気になるのが、リマインダーの通知です。
Tasks の公式ドキュメントでは、通知について obsidian-reminder を利用して実現できると説明されています(2026-10-08 確認)。obsidian-reminder は github.com/uphy/obsidian-reminder で公開されていて、Obsidian Tasks の日付形式との相互運用に対応しており、最新リリースは 1.4.3(2026-08-29 公開)です。
「通知がなければ見忘れる」タイプの人は、Tasks を入れる段階でこの組み合わせまで含めて考えておくとよさそうです。自分でも忘れがちです。
他ツールからの移行をどう進めるか
正直、すべての人に向くとは思っていません。
Todoist が快適に使えている人、チームでタスクを共有している人、モバイルでサッとタスクを追加したい人にとっては、Obsidian × Tasks はやや不便に感じる場面もありそうです。
一方、「ノートと文脈をセットでタスクを管理したい」「アプリ間の移動を減らしたい」「Obsidian をすでにメインの思考ツールにしている」という人には、試す価値がある選択肢だと感じています。
移行のやり方としては、新規のタスクは新しい場所に入れていき、旧アプリ側は自然消化させる方式が現実的かなと思っています。既存のタスクを全部移し替えてから切り替えるのではなく、旧アプリに残ったものは終わるまでそこで面倒を見て、新しく生まれたものだけ新しい場所に置く。タスクの性質によっては、手で仕分けるほうが整理になる場面もありそうです。
まだ仮説です。でも、悪くなさそうです。

次に試すこと
まずは小さく試す予定です。今使っているデイリーノートのテンプレートに Tasks のチェックボックス形式を組み込んで、1週間ほど書いてみる。クエリノートは最初は1枚だけ作って、「今日の未完了タスク」だけ引っ張る構成からスタートしようと考えています。
通知の組み合わせも、同じタイミングで試しておきたいところです。
Todoist を即廃止するのではなく、しばらく並行して運用しながら「どちらで管理した方が自分の思考と合っているか」を観察したい気持ちです。
実際にやってみたら、また別の壁が出てきそうですが、それはそのとき書きます。
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