TickTick のリマインダーを見逃し、Todoist に積み上がったタスクを眺め、Obsidian のデイリーノートにも「やること」をつい書いてしまう。
そういう状態、なんとなく心当たりがある人、多いんじゃないでしょうか。自分もそのひとりです。
「Obsidian だけに絞れたら楽なんじゃないか」と思い始めて、Tasks プラグインを中心に整理してみることにしました。この記事は、実際に移行した記録ではなく、移行前に頭の中を整理した作業メモです。
なぜ「一元管理」がしたくなるんでしょう
タスク管理ツールを複数使いはじめると、ある時点から「どこに何を入れたか」の管理が発生します。これがじわじわ疲れます。
Obsidian をすでに使っているなら、ノートとタスクが同じ場所にある状態には明確な引力があります。「この会議のメモの隣に、そのまま TODO を書いておく」ができるので、文脈ごとにタスクが紐づく。専用の Todo アプリにはなかなかない感覚かもしれません。
ここ、意外と大事そうです。
ただ、「Obsidian はノートツールだからタスク管理は向かない」という意見もよく見かけます。Tasks プラグインを使えば話が変わるのかどうか、それを試す前に確認しておきたいと思いました。

Tasks プラグインで何ができそうか
Tasks は Obsidian のコミュニティプラグインで、GitHub 上で公開・メンテされています。公式ドキュメントを読む限り、大きく 3 つの機能が軸になりそうです。
- クエリ機能: Obsidian 内のどのノートに書いたタスクでも、クエリ構文で一覧表示できる。たとえば
due todayやtag includes #仕事といった絞り込みが書けます - 期日・優先度の設定: チェックボックスの後ろに
📅 2025-07-01のような記法で期日を付与できる。書式が少し独特ですが、慣れると早そうです - 繰り返しタスク:
🔁 every weekのような記述で定期タスクを表現できる。「毎週月曜に経費精算する」みたいなやつを Obsidian 内で完結させられるなら、わりと魅力的です
クエリを使えば、デイリーノートや各プロジェクトノートに散らばったタスクを「今日締め切りのもの」「未完了のもの」としてまとめて呼び出せます。専用ダッシュボードを 1 枚作っておけば、そこを見るだけで状況が把握できる——という設計が見えてきました。
まだ仮説です。でも、悪くなさそうです。
試すなら、どう組むか考えてみる
移行を設計するとしたら、自分はこんな構成を考えています。
ノートの構造は、既存のデイリーノート + プロジェクトノートをそのまま使う前提にしたいです。タスクはそのノートの中にインラインで書き、Tasks プラグインが横断的に拾ってくれる形。フォルダ構成を崩さなくていいのは助かります。
ダッシュボードノートは 1 枚作って、クエリを 3 〜 4 個置く想定です。たとえば:
- 今日期限のタスク (
due today) - 期限超過のタスク (
overdue) - 今週中のタスク (
due before next week) - 特定タグのタスク (プロジェクト別など)
これだけあれば、朝の確認と夜の棚卸しはだいたい回せそうな気がします。
TickTick からの移行については、現時点では「新規タスクを Obsidian に入れていき、TickTick は自然消化させる」方式が現実的かなと思っています。一括移行ツールを探してもよいのですが、タスクの性質によっては手動で仕分けるほうが整理になるかもしれません。ちょっと欲張りかもしれません。

気になる「弱点」はどのあたりか
正直なところ、いくつか不安なポイントもあります。
ひとつはモバイル対応です。Obsidian のモバイルアプリは存在しますが、「外出先でさっとタスクを追加する」体験が TickTick ほどスムーズかどうか、まだ確認できていません。タスク管理の生命線は「思いついたときに即登録できるか」だと思っているので、ここは実際に触ってみないとわからない部分です。
もうひとつはリマインダーの通知です。Tasks プラグイン自体には OS レベルのプッシュ通知を出す機能がなく、Reminder プラグインなど別途組み合わせが必要になるようです。「通知がなければ見忘れる」タイプの人には、この点がネックになるかもしれません。自分でも忘れがちです。
最後に、クエリ構文の学習コストも気になっています。ドキュメントを読むと、かなり柔軟な絞り込みができる反面、構文を覚えるまでの初動は少し重そうです。

次に確認しておきたいこと
整理してみると、「試す価値はありそう」という結論になりつつあります。ただ、動かしてみないとわからないことも多く残っています。
実際に手を動かす前に、もう少し確認しておきたいのはこのあたりです:
- Obsidian Mobile + Tasks の組み合わせで、タスク追加の動線が実用的かどうか
- Reminder プラグインとの併用で通知がどこまでカバーできるか
- クエリの書き方に慣れるまでどのくらいかかりそうか (これは触ってみるしかなさそうです)
ノートとタスクを同じ空間に置けることの魅力は本物だと思っています。一方で、「ツールを絞った結果、逆に手間が増えた」という話もたまに見かけるので、移行は少しずつ試しながら進めるのが無難かもしれません。
うまく設計できたら、またメモします。
Cover photo by freestocks.org on Pexels
In-body photo by Jakub Zerdzicki on Pexels

